4月引越し

2024年4月の引越料金の相場と安く引っ越しするためのテクニック

年度の切り替えタイミングとなる3月4月は、1年で最も引っ越しの集中するシーズンです。

多くの引っ越しが短期間に集中するため、特に混雑する3月の引越料金は通常時の倍以上になることもあります。

しかし、引っ越しをすれば敷金礼金・新しい家財など出費が多くなるもの。引越費用だけにお金をかけていられません。

4月の引っ越しをどうにか安くする方法はないのでしょうか?

4月に引っ越しをするなら中旬の平日に

3月の引っ越しが高額なのは言うまでもありませんが、4月の引っ越しも1年で二番目に料金が高いです。

それでも3月よりは安く、4月と3月どちらかを選べるなら4月のほうが安くしやすいです。

また、同じ4月と言っても1ヶ月間の間に料金はかなり変動します。

4月の初旬

4月のはじめから1週間程度は3月とほぼ同じ超高額の引越費用がかかります。

3月中に引っ越しできなかった人が新年度に合わせて引っ越すためです。学生や社会人の引っ越しだけでなく、家族引越もまだまだ多いです。

この期間がどの程度続くかは学校の新学期がいつ頃かということに影響されるため、土日の入るタイミングによって多少変わります。

4月の中旬

学校が始まったぐらいのタイミングになると、引越需要は比較的落ち着きます。社会人や学生の単身引越はまだありますが、学校が始まってしまうと平日の家族引越はかなり少なくなり、料金も落ち着いてきます。

ただし、土日に関しては引越需要が高いままの状況が続くため、料金は高騰したままになります。また、翌日が休みと言うこともあって金曜日の引っ越し料金もやや高めです。

4月下旬

3月に引っ越しきれなかった人は減っていく一方で、今度はゴールデンウィークに合わせた引っ越しラッシュがスタートします。

連休に近づけば近づくほど価格は上がり、休みでなければ引っ越しが難しい家族引越ほどその傾向は顕著になります。

引越料金は業者によって違う

引越料金を節約する上でもう一つ知っておきたいのが、同じ条件の引越料金でも業者によって全く値段が違うということです。

まず、いくつかの引越業者の4月の料金相場を見てみましょう。

単身引越の場合

アーク引越しセンター:近距離44,324円、遠距離73,269円
アート引越しセンター:近距離50,495円、遠距離108,281円
サカイ引越しセンター:近距離58,829円、遠距離96,849円
ハート引越しセンター:近距離37,712円、遠距離37,121円
平均:近距離47,840円、遠距離91,380円

家族引越しの場合

アーク引越しセンター:近距離77,751円、遠距離132,748円
アート引越しセンター:近距離93,968円、遠距離180,976円
サカイ引越しセンター:近距離91,525円、遠距離195,136円
ハート引越しセンター:近距離71,529円、遠距離197,018円
平均:近距離83,693円、遠距離176,470円

同じ条件の引っ越しでも、業者によって数万円以上の違いがあります。なぜこんなに大きな差が生まれるのでしょうか?

まず、引っ越しの混雑状況は業者によって差があります。

混みやすい時期、空いている時期といったような傾向はありますが、それぞれの業者にどれだけ予約が入っており、どれだけのスタッフとどれだけのトラックが空いているかどうかはそれぞれの業者とそれぞれの時間で違います。

ある日の引っ越し見積りではA者が一番安くても、別の日を希望したらB者が一番安くなるということも珍しくありません。

そして、引っ越しに付随しているサービス内容も引越業者ごとに違います。

同じ距離を同じ日に移動する引っ越しでも、ダンボールをはじめとした資材の有無と数、エアコン取り付け料金、養生の丁寧さ、不用品回収、保証の内容などは微妙に違います。

安いだけで業者を決めてしまい、荷物や部屋に傷がついてしまったり、資材の購入・処分に余計な費用がかかってしまったりというトラブルもよくある話です。

引越業者を選ぶときは、料金部分意外もよくチェックしておきましょう。

複数の業者を検討する際は、一括見積りなどを使うと引越希望日などを入力する手間が省けます。

引越料金を節約するためには

ここからは割高になりがちな4月の引越費用を節約ためのテクニックを紹介していきます。

基本的に引っ越しの料金は「時期」「荷物量」によって大きく左右されます。この2つを工夫するだけで、これまでよりずっとお得な引っ越しができます。

混雑する日を避ける

最も効果が大きくてっとり早いのがこの方法。

本当のことを言うなら4月の引っ越しを止め、3月か5月中旬以降にするのがベストなのですが、新生活に合わせるとなると、やはり4月か3月に引っ越しするしかありません。

ただ、同じ4月でもタイミングによって料金が変わるのはすでに説明したとおり。最初の1週間とゴールデンウィーク直前を避ければ多少節約できます。

時間指定をしない

引越の料金は時間帯によっても変わります。片付けがのんびりできる午前便が人気で高く、午後便はやや安めです。

オススメなのは時間帯を引越業者の都合に合わせるフリー便です。空いている時間に引っ越しを行うためやすくなります。ただ、業者によっては夜間の引っ越しになってしまう可能性があるため、近所迷惑にならないように注意が必要です。

荷物を減らす

運ぶ荷物の量を減らしてしまうのも非常に効果的です。

不用品は思い切って捨ててしまったり、リサイクルショップに売ってしまったりしてどんどん処分しましょう。

古くなり始めた家具や家電も、引っ越しのタイミングで買い替えてしまうのもおすすめです。それほど古くないものを使っていたとしても、引越前にリサイクルショップに売ってしまい、引越先で少し新しめの中古を別に購入したほうが安上がりになるパターンもあります。

引越業者によっては、いらない不用品の引取や買い取りを行ってくれるところもあります。

自分で運べるものは自分で運ぶ

自家用車の有無にもよりますが、自分の手で運べる荷物は自力で運んでしまったほうが安上がりです。ただ、移動距離が長い場合、何往復もするとガソリン代がかかってしまう点には注意しましょう

値引き交渉をする

引越料金はトラックとスタッフの空き状況によって変わる流動的なもの。

明確な料金表がないため、交渉によって値段を下げることが可能です。

ただし、いきなり「いきなり安くしてください!」と言っても安くはなりません。

まずはいくつかの引越業者から見積りを取り、簡単に相場を把握しましょう。

いくら契約が欲しくても、相場から大きくかけ離れた交渉には応じてくれません。

次に、一番安い業者をチェック。その金額がだいたい下限になるため、ここに更に安くしてもらう交渉をするのは難しいです。

それから、各社のサービス内容や口コミをチェックし、引っ越しを頼みたいと思えるような業者を探します。良さそうな業者を見つけたら、そこに対して他の業者はもうちょっと安かったと交渉するのです。

うまくいけば一番安い業者と同じぐらいの値段でちょっといい業者を使えますし、値段はあまり変わらなくても有料のオプションを無料でサービスしてくれたりします。

単身引越は単身パックを活用しよう

荷物の少ない単身引越なら、単身専用の引越パックを利用するのもおすすめです。

単身パックでは、引越荷物を規定の大きさのコンテナに詰め、同方向に運ぶ複数件の荷物をまとめて運びます。

トラックを他の人とシェアする形になるため、通常の引っ越しより安いです。

コンテナ単位の輸送になるため他の人荷物と混ざってしまう心配はありません。

また、コンテナの数・大きさ・移動距離によって値段が決まるため、見積価格がわかりやすいのも魅力。

色々な業者を検討している暇がないという人にもおすすめです。

単身パックの引越費用

例えば、日通の単身パックの料金は次のようになっています。

単身パックS:16,000円~
コンテナの大きさ:高さ155cm、横108cm、奥行き74cm

単身パックS:18,000円~
コンテナの大きさ:高さ175cm、横108cm、奥行104cm

ただし、3月から4月の繁忙期は+5000円、それ以外も土日祝日は+2000円の追加料金がかかります。

単身パックにはWEB申し込み割引や複数BOX割引、フリー便割引などもあります。上手に活用しましょう。

荷物が少ない人は単身パックがオススメ

コンテナはあまり大きくないため、大きな家具家電を運ぶことはできません。

また、コンテナが増えれば増えるほど料金が増える上に、明確な料金設定があるせいで価格交渉は困難です。そのため、1コンテナに収まらない荷物量の場合は、通常の引っ越しパックのほうが安くなることも多いです。

荷物が少ない人は宅配便で引っ越しするのもお得

ダンボール数個で引っ越しできてしまうという人は、宅配便を使って引っ越ししてしまうほうが安上がりになることもあります。

ダンボールの大きさ・重さ・数・距離がわかれば簡単に料金を計算できるため、引越業者の見積りを比べて見ましょう。

また、引越業者が使うダンボールの大きさは3辺合計140cmのものが一般的ですが、宅配便ならもっと大きいサイズのものを使えるため、同じ個数なら宅配便のほうが多くの荷物が運べるというメリットもあります。

宅配で引っ越しする際の注意点

大きな家具や家電など、ダンボールに入らないものは運べません。あくまでもダンボールだけで引っ越しできるという人向けの方法です。

また、宅配便は引っ越しと違い、玄関までの輸送となります。家の中まで運んだり、セッティングしたりするのは自力で行う必要があります。

重いものを送る際も注意が必要です。ダンボールの大きさが基準内でも、規定の重さを超えると追加料金がかかります。

宅配引越のポイント

宅配便には、持ち込み割引や複数口割引があります。バラバラに荷物を送るよりもまとめて窓口に持ち込んだほうがお得です。

宅配便引越に限らず、引っ越しに使うダンボールは、購入すると高く付くため、自力で調達するようにしましょう。スーパーやドラッグストアに行けば無料でもらうことができます。

工夫次第で4月の引越費用でも節約可能

4月の引越費用は高額ですが、日程や時間帯に注意すれば超高額な料金になることを避けることができます。同じ4月であっても週や曜日によって料金は大きく変わるため、引っ越しのスケジュールは慎重に決めましょう。

また、荷物の量を減らしたり、単身パックを活用したりなど、他にも引越料金を安くするためのテクニックは他にも色々あります。上手に工夫して引っ越しを乗り切りましょう。

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