引っ越しの見積もりを取ると、使用するトラックの大きさが書かれています。しかし、大きさだけ書かれていてもどれぐらいの荷物が積めるのか素人には分かりません。
また、自力で引っ越しするためにレンタカーの利用を考えている場合、どの大きさのトラックにどのぐらいの荷物が載せられるのか分からなければ、何を借りればいいのかも分かりません。
そんな人のために、今回はトラックの大きさとそれに積める荷物の量の目安を紹介します。ただ、業者や車種によって微妙に積める量には差があるため、あくまでも目安とお考えください。
●軽トラック
荷台の大きさ:幅1.5m、長さ1.9mぐらい(1.5畳程度)
部屋の中に1.5畳のスペースを区切って、その中に全ての荷物が収まるかどうか試してみましょう。軽トラックの場合、縦に荷物を積むことは難しいので、そのあたりも考慮に入れましょう。
運ぼうと思っている荷物の中に、幅1.5m、長さ1.9mを超えるような荷物や高さがあって荷台に載せるのが難しい荷物がある場合は、軽トラックでの輸送は困難です。例えば、以下のような家具や家電です。
・高さが1.3mを超える家具
・ダブルベッド
・2がけソファ
・折りたたみのできないテーブル
・200L冷蔵庫
・ドラム式の洗濯機
・エアコンと室外機
一人暮らしで大きな家具家電のない場合や、新社会人や学生であれば軽トラックで引っ越ししやすいです。また、自力で引っ越しする場合も軽トラックが使いやすいです。
●1~2tトラック
荷台の大きさ:幅1.6m、長さ2.4~2.8m、高さ2mぐらい(3畳程度、10立方米)
3畳というと狭いように感じるかもしれませんが、高さがあるため、荷物を積み上げて乗せることが可能です。大きな家具や家電も乗せることができます。
家具や家電のある一人暮らしの引っ越しなら、1~2tトラックを使用することになります。また、新婚など荷物の少ない2人世帯の引っ越しでも使われます。
●2tロング~3tトラック
荷台の大きさ:幅2.2m、長さ6m、高さ2mぐらい(4.5畳程度、20立方米)
1~2tトラックと同じく高さがあるため、荷物を積み上げて乗せることが可能です。
2人の引っ越しに適した大きさのトラックです。単身でも荷物の多い倍は2tロング~3tトラックを使うこともあります。
●4tトラック
荷台の大きさ:幅2.3m、長さ6m、高さ2mぐらい(8畳程度、35立方米)
家族引っ越しに利用される大きなトラックです。
車輌が大きいため、4tトラックを利用できるかどうかは旧居や新居前の道路状況にも左右されます。久津間が余裕ですれ違える程度の幅がなければ、4tトラックを使うことはできません。道路の幅が充分でない場合、2tトラックを2台使うなど、小さいサイズのトラックを複数台使用して対応することになります。
●見積書の記載と荷物量を比べる
今一度、見積もりに記載されているトラックの大きさと、自分の荷物量を比較してみましょう。目安として示したスペースに引っ越し荷物は収まりそうでしょうか?
もしトラックの大きさに不安を覚えた場合は、問い合わせて問題ないかどうか確認しましょう。当日になってから積めないことに気がつくと非常に面倒です。業者によっては積み残しに追加料金を課す所もあります。
●レンタカーを借りる場合
自力引っ越しを考えていて、レンタカーを利用する予定の場合も、これまで述べた荷物量の目安を参考にしてください。
ただ、普段乗り慣れない大きな車をなれない道で運転するのはあまりおすすめしません。安く引っ越しを済ませるつもりで事故を起こしては元も子もありません。
自力で引っ越しする場合、業者の引っ越しとは違い何度も往復して荷物を運ぶことができます。最悪、一番大きな家具がのるサイズがあれば引っ越しできます。
大きなトラックを利用しないと到底運び切れないような場合や、往復するのが困難なほど遠距離の引っ越しの場合、そもそも自力引っ越し自体が向いていません。素直に業者に頼んだほうが、事故やトラブルに合う危険を減らすことができます。