自力引越し

同じマンション内での引っ越しなら自力でも大丈夫?

展望や日当たり、防犯などの理由で同じマンションの空き部屋に引っ越す場合、一般の引越業者を使って引っ越しできるのでしょうか? それとも、自力で引っ越ししなければならないのでしょうか?

同じマンション内の引っ越しでもOK

基本的にどの引越業者でも、同マンション内の引っ越しを引き受けてくれます。トラック移動がないことを理由にして、断られてしまうことはまずありません。
引越業者の中には、同マンション内の引っ越しどころか、同じ家の中での家具移動を請け負ってくれるサービスも提供しているところもあります。思っているよりも柔軟性は高いです。

また、予算的に厳しくない限り、大きな家具家電の移動を考えているなら、業者を呼ぶのが懸命です。
なれない重量物の移動で怪我をしたり、家財や壁を壊したりしてしまっては、かえって損をしてしまいます。荷物が少ない場合や、体力に相当自信がある場合を除いて、プロの手を頼るほうが安心です。

まずはマンションのルールを確認

マンション内引っ越しを考える際にまず確認しなければならないのは、大家や不動産業者に相談することです。同じマンションのよりよい部屋に引っ越したいという相談は、そこまで珍しいものではありませんが、同じマンション内で住人が移動するだけでは空き部屋の数は減りません。より良い条件の部屋で募集をかけ、入居者を呼ぶことを重視している大家もいます。

また、普段から大家と良好な関係をつくっておき、より良い部屋に移りたいと話しておけば、いい部屋が開いた時に声をかけてくれるかもしれません。

引っ越しが決まったら、今度は管理組合の規定を確認しましょう。マンションによっては引っ越しの際に養生を必須としているところもあります。エレベーターや階段などに素人が十分なカバーをするのは難しく、この場合は引越業者への依頼が必須になります。

引越料金

●一般的な引っ越しよりは安い
同じマンションで引っ越すなら、基本的にトラックは不要です。スタッフが乗ってくるための車両は必要になりますし、人件費以外にも養生や基本料金などはかかりますが、それでも普通の引っ越しよりずいぶん安いです。

ただ、同じマンションと言っても別の棟だったり、部屋と部屋の距離が極端に離れたりしている場合は、思っているよりも費用がかさむ可能性はあります。

●費用相場はあいまい
相場が分かりにくいと言われることの多い引越費用ですが、マンション内の引っ越しでは一層相場は読めなくなります。
同じ敷地内の引っ越しは、国土交通省の定める標準引越運送約款に縛られませんし、そもそもの絶対数が少ないため他の人の例も参考にしにくいです。

適正な価格で引っ越すためには、複数の引越業者に見積もりを依頼し、金額をしっかり見比べてみることが大切です。そのためには早めに見積もりを取り、比較検討する時間の余裕を持っておく必要があります。

●何を業者に依頼するか
引越費用は業者にどこまで引っ越しを任せるかも大きく影響します。

考えられるパターンは大きく分けて次の4つ。
・荷造りから荷解きまですべて任せる
・荷造りと荷解きのどちらか片方だけを頼む
・荷造りと荷解きは自分で行い旧居から新居まで荷物を運んでもらう
・自力で運べる荷物は自分で運び、家具家電などの大物だけ業者に頼む

当然、引越業者の作業量が少なくなればなるほど価格も安くなります。
予算や体力、時間と相談して決めましょう。

それとも荷物の移動だけ頼むのか

●時間指定はしない
引越し料金は時間を指定せず、業者に時間を決めてもらったほうが安くなります。

一般的には、午後に片付けができる午前便が人気ですが、所要時間の短い同マンション内引っ越しなら、午前にこだわらなくても十分片付けの時間は取れるでしょう。

注意しておきたい手続き

●基本的には普通の引っ越しと同じ
同じマンション内の引っ越しだとしても、行う手続きは基本的に普通の転居と同じです。

部屋に痛みがあり、敷金でカバーできない場合は原状回復費用の支払いが必要です。新しい部屋の契約時には、敷金礼金、仲介手数料、鍵交換費用などが発生します。
ただ、こうした費用については、同じ管理会社・大家の管理する物件であれば値引きしてもらえることもあります。引っ越しの相談をする際に、こうした費用や手続きについても聞いておきましょう。

●火災保険の手続き
同じマンションでも、階数や広さが違えば保険料も変わります。新しく契約をし直す必要がある場合もあれば、差額を払って契約を継続できる場合もあります。こちらについても管理会社や損害保険会社に聞いておいてください。

●住所の変更
忘れやすいのが各種住所変更の手続きです。部屋番号が変わっているため、銀行や郵便、住民票、職場への連絡などは忘れず行いましょう。

●水道・電気・ガス
電気や水道の手続きは電話一本で終わることが多いのですが、ガスの場合は開栓・閉栓の立ち会いが必要になります。年度末や年度初めはこちらも混み合うため、引越日程が決まったらガス会社に連絡を入れましょう。

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