エアコン引越し

エアコンの引越しは引越し業者と専門業者、どちらに頼むのがいい?

引越しの際、エアコンをどうするのかは以外に忘れがち。
引越し業者はエアコンを運んではくれますが、取り外しと取り付けについては事前に依頼したり専門業者に頼んだりする必要があります。
うっかりエアコンの存在を忘れたままにしてしまうと、引越し当日になってエアコンの扱いに困ることになってしまいます。

エアコンの付け外しには専門知識が必要となるため、素人が行うことはできません。では、引越し業者と専門業者、どちらに依頼するのが良いでしょうか。また、依頼時に注意すべきことはあるのでしょうか。

◯エアコンを移設するかどうか
エアコンの引越しを考える前に、まずは移動できるのか、必要があるのかどうかを考えなければなりません。

エアコンの設置には壁に穴を開けるなどの工事が必要となります。壁の強度やエアコンの重さによっては、壁に補強が必要となる場合もありません。コンセントもエアコン専用のものが必要です。
大家や不動産屋に確認し、エアコンの設置が可能かどうかの確認を最初に行いましょう。よく確認せずにエアコンを設置してしまうとトラブルとなる可能性があります。

エアコンの設置が可能な場合、次に考えるべきは今あるエアコンを新居に移動すべきかどうかという問題です。
エアコンの性能は日々向上しており、消費電力もかなり少なくなっています。古いエアコンにお金をかけて移設するよりも、新しいエアコンを購入したほうが長い目で見ると特になる可能性もあります。

また、古いエアコンや特殊なエアコンの移設を考えている場合はきちんと見積もりを取るようにしましょう。こうしたエアコンの場合、取り付けに特殊な部品が必要になる場合があります。追加料金を取られたり、エアコンの設置が遅れたりすることになります。
引越し直後からエアコンを使う予定だった場合に寒い思いや暑い思いをすることになりますし、追加料金を取られるぐらいなら新しいエアコンを買ったほうが節約できるかもしれません。

大家によっては、エアコンを処分せずそのまま置いていってしまっても構わないという場合もあります。引越しを機にエアコンの買い替えを考えているのであれば、一度確認しておきましょう。

◯エアコンの取り外し・取り付けにかかる費用は?
引越し時のエアコン移設にかかる費用は標準で8千円~1万5千円程度となることが多いです。

ただ、この費用とは別に追加費用がかかることが非常に多いです。
設置に新しく部品が必要になったり、経年劣化で部品の交換が必要になったりすることがあるためです。ガスの補充やパイプの交換などが特に多いです。

室外機の場所にも注意が必要です。
普通にベランダに置くのであれば問題ありませんが、2段がさねにしたり、屋上に置いたりする場合は、部品代や工事費が上乗せされる場合があります。

◯引越し業者と専門業者、どちらに頼むべき?
エアコンの取り外し・取り付けを行う場合、引越し業者と電気屋などの専門業者、どちらに頼むのが良いのでしょうか?

技術的な面で言えば、どちらに頼んでも大差はありません。
引越し業者に依頼した場合でも、実際にエアコン工事を行うのは引越し業者に委託された専門の業者であることが多いためです。引越し業者の中には、自社でエアコン工事を行えるところもありますが、コの場合も専門的な技術と知識を持っているため、やはり専門業者に依頼するのと差はありません。

取り外したエアコンを新居で使う場合は、引越し業者に依頼するのがおすすめです、
エアコン工事と引越しを別の業者にした場合、同じ日に引越しとエアコン工事ができるとは限りません、別日になってしまった場合、引越し当日はエアコンが使えないことになってしまいます。
また、エアコン工事に何か不具合があった場合、工事をした業者と直接やり取りするよりも、間に引越し業者が入ってくれたほうが気持ちも楽です。

新居では新しいエアコンを使い、古いエアコンについては処分するという場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンの処分には工事費以外にリサイクル費用なども発生するのですが、それも含めて考えると引越し業者に依頼するよりも安くなりやすいためです。費用は6千円から8千円程度が相場です。
中にはもっと安い料金で引き取ったり、無料で引き取りを行ったりなどと宣伝している業者もありますが、悪質な業者も多いため注意が必要です。無料を謳って家に上がり込み、後から高額な工事費用を請求したり、いい加減な工事をしたり、不法投棄など違法行為を行っている悪質な業者も存在します。
馴染みのない業者に依頼する場合は、事前に口コミなどをチェックしておくと安心です。

◯エアコンの引越しまとめ
エアコンの引越しを行う上でまず行わなければならないのは、新居にエアコンを設置できるかどうか確認することです。これを怠ると大家や不動産会社とトラブルになってしまうかもしれません。
また、新しいエアコンは古いものと比べ性能が向上しているため、古いエアコンを使い続けるよりも買え買えたほうが節約になる場合もあります。本当に移設するべきかどうか、一度考えてみることが大切です。

エアコンの取り付け・取り外しの依頼先については、移設する場合はすぐに追使える引越し業者に、処分する場合は価格の安い専門業者に依頼するのがおすすめです。

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