自力引越し

タクシー引っ越しは大変? 注意すべき点は?

引っ越し業者を使わなくても引っ越しできる

引っ越しというと、専門の業者に頼んで荷物をトラックに載せてもらい、新居まで運んでもらうものというイメージがあります。

確かに、家族引っ越しなどの荷物が多い場合は業者の持つ大きなトラックが必要です。自分で持ち上げるのさえ難しい大きな家具や冷蔵庫などの大型家電も、専門のスタッフなら安心。県をまたぐような長距離でも、トラックで目的地まで一気に運んでくれます。

また、忙しくて荷物をまとめたり解いたりする時間がない場合は、追加料金を払えば荷造り・荷解きもしてもらえます。

 

ただ、荷物が非常に少なく、大きな家具や家電などを運ばない場合は、引っ越し業者に頼むのは大げさすぎると感じてしまうかもしれません。

単身引っ越しなら、レンタカーを借りて友人の手を借りて引っ越ししたり、赤帽などを使って荷物だけ運んでもらったりするのも一つの方法です。

 

更に、ごく荷物の少ない引っ越しであればタクシーで荷物と一緒に新居まで移動してしまうのもアリです。場合にもよりますが、引っ越し業者を使ったり車を借りたりするよりも安く引っ越しできます。

 

タクシー引っ越しの費用

業者に頼む場合、引っ越し料金は距離と値段によって変わります。短距離引っ越しで、ダンボールと衣装ケースがあわせて5、6個の場合、料金は1万円から2万円ほどが相場。

引っ越し業者によっては荷物が少ない単身向けで料金の安い単身パックや、ダンボールのみ運ぶ格安のパックがある場合もあります。

 

また、混雑状況も引越価格に影響します。2月~4月は繁忙期で非常に高くなります。平日に比べて休日は高くなりやすいですし、午前の方が午後より高い傾向にあります。

基本的に料金は見積もりをしてみないと分からないため、安く引っ越ししたいなら複数の業者で見積もりを取ってみるのがおすすめです。見積もりは無料でできますし、スマートフォンなどから簡単に申し込みできます。いくつかの業者から見積もりを取るなら、手間のかからない一括見積がおすすめ。

 

一方タクシーの場合、荷物量は車にさえ乗れば問題にはなりません。料金は基本的に距離だけで決まります。もしワンメーターの移動しかしないのなら、数百円でOK。

利用者が多く混雑している場合は予約が取りにくいことはありますが、混雑が価格に影響することはありません。

 

タクシーの料金は「距離制運賃」「時間距離併用制運賃」「時間制運賃」の3つで決まります。

距離制の場合、初乗り分の距離を超えた後は、一定距離を進むごとに料金が加算されていきます。「時間距離併用制運賃」では、時速10kmで走行している場合、一定時間ごとに料金が加算されていきます。タクシーが渋滞に捕まって長時間拘束された場合、短距離なのに時間ばかりかかってタクシーが損をしないための仕組みです。

「時間制運賃」は初乗り1時間でいくら、その後は30分ごとに料金が増えていきます。1台のタクシーで複数の場所をはしごするときなどによく使われる方法です。

こちらの料金についても、事前にどのぐらいの費用がかかるのか簡単に調べることができます。

 

タクシー引っ越しの注意点

まずたくさんの荷物を運ぶのは無理です。

 

タクシーはトラックと違い、荷物をたくさん積むようにできていません。大きな荷物でトランクが閉まらない場合は、運ぶのを拒否されることもあります。拒否されずとも、たくさんの荷物やダンボールを乗せることを嫌がる人は少なくありません。そもそもタクシーを引っ越しに使うこと自体NGのケースもあるため、事前に確認が必要です。

タクシーは人を運ぶための乗り物であるため、荷物だけ乗せてもらうのも駄目です。必ず自分も一緒に乗り込まなくてはなりません。

タクシーに荷物が乗り切らない場合は、業者に頼むか、車を借りたり宅配便で送ったりしましょう。人と荷物が一緒に1台のタクシーで移動する場合、運べる荷物の量は本当に少ないです。

 

また、タクシー料金が発生するのはタクシーに乗りこんでメーターが回り始めてから、目的地で停車するまでの間になります。荷物を載せたりおろしたりする間は時間がかかっていても料金を請求できません。そのため、あまり積み下ろしに時間がかかっていると嫌な顔をされてしまいます。

更に、引っ越しトラックの場合は長時間停車できるように配慮して車を停めますが、タクシーの場合は路肩に短時間停車するのが基本。荷物の積み下ろしに時間がかかると通行の妨げになってしまう場合もあります。新居・旧居周辺の道路事情についてはあらかじめ自分で調べておく必要があります。

 

更に、タクシーから荷物をおろした後も問題です。

引っ越し業者とは違い、部屋まで荷物を運んでもらうことはできません。タクシーから降りた後は自力で持っていく必要があります。一度に運びきれない量の場合、荷物を道端に残して部屋と往復することになります。雨の時は濡れてしまうことになりますし、盗難の恐れもあります。

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