急な転勤が決まって、急いで引っ越ししなければならなくなった時、まず何から手を付けますか?
もちろん部屋探しも大切ですが、同じように重要なのが引越業者の予約を入れることです。
引っ越しは毎年3~4月に大半が集中しています。人気のある土日祝日の予約はあっというまに埋まっていきます。特に3月最終週から4月第1週は慌てて引っ越ししなければならない人が集まるため、引っ越すどころか予約を取るだけでも大変です。うっかり引越難民とならないためにも、引っ越しが決まったら早めに業者探しを始め、さっさと予約を取ってしまいましょう。
新居が決まってなくてもOK
引越しの見積もりや予約は部屋が決まっていなくても取ることができます。
早く予約を入れれば、希望通りの日時を確保しやすくなりますし、予約が埋まってしまって引っ越ししたくても業者が見つからないという「引越難民」にならずにすみます。
いろんな業者を比較して安い所を見つけたり、値引き交渉をしたりできる余地があるのも時間に余裕がある家だけです。直前になってからの予約では、細かな金額を気にする余裕はありません。
予約の際は、希望の日程と運びたい荷物の量、それからどのエリアに引っ越す予定なのか(できれば市、区まで)を伝えてください。
見積金額は仮のもの
新居が決まっていない段階でも予約は取れますが、その時に提示できるのはあくまでも仮の見積もりです。実際にはそれよりも高かったり、安かったりするかもしれません。
再見積もりで値段が変わるのは、移動距離が変わるからだけではありません。新居周辺の道路状況は、トラックをどれだけ近くに止められるかに関わります。もし狭い道路に囲まれていたら、人力で運ぶ距離が長くなり、見積もりもアップします。その他にも、間口の広さやエレベーターの有無なども重要な要素です。
新居が決まったらできるだけ早く引越業者に連絡し、正式な見積もりを出してもらいましょう。
キャンセルのタイミングに注意
もう一つ注意しておいて欲しいのが、見積もりは仮でも、予約は仮ではないということです。たとえ電話や口頭のやり取りだとしても、法律上は立派な契約です。知らなかったではすみません。
急に引っ越しがキャンセルになったり、引越予定日までに新居が決まらなかったりした場合、すぐに予約をキャンセルするか、日程を変更しましょう。
引っ越しのキャンセル費用は3日前までは無料、前日で引越料金の10%以内、当日で20%以内となっています。見積もりが仮だから予約も仮と思いこんでキャンセルを忘れていると、キャンセル料を払うことになってしまいます。
キャンセル料のルールについては業者によって違いがあるため、契約前に必ず確認しておきましょう。