引っ越しでは、業者に払う以外にも様々な出費が発生します。新居にかかる敷金・礼金、新しい家具やカーテン、近所への挨拶の品等、大きな出費から細かな出費まで色々とあります。
出費の多いタイミングだからこそ、引っ越し料金はできるだけ節約したいところです。
今回は、引っ越しの費用を抑えるためのポイントを紹介します。

●引っ越しの費用を抑える10のポイント
引っ越し料金を節約するためのコツは以下の10個です。

1.繁忙期は避ける
2.モノを減らす
3.荷造りと荷解きは自分で行う
4.ダンボールは自分で用意する
5.時間指定はしない
6.値引き交渉をする
7.単身パックを活用する
8.混載便を活用する
9.帰り便を活用する
10.情報サイトをチェックする

それぞれのポイントについて、以下に詳しく解説します。

●繁忙期は避ける
引越しの料金は時期によって変わります。需要が増える時期は高く、反対にあまり引っ越しの希望がない時期は安くなります。
最も引っ越しの需要が高くなるのは年度の切り替わり時期である3月4月です。特に3月は1年で最も引っ越し料金の高い時期です。単身の引っ越しでも4万円近くかかることもあります。料金が高いだけでなく、時間の融通もききにくくなります。
反対に、一番料金の安い時期は7月です。こちらの場合、同じ単身引っ越しでも2万円強が相場となります。
引っ越しの時期をずらすことが可能な場合は、できるだけ繁忙期を避けて引っ越しするようにしましょう。

引っ越し料金が高い月と、単身引っ越しの場合の料金の目安は以下の通りです。
3月 費用目安:3万9千円
4月 費用目安:2万7千円
2、5、8月 費用目安:2万5千円
9~12月 費用目安:2万4千円
1、6月 費用目安:2万3千円
7月 費用目安:2万2千円

●モノを減らす
引越しの料金は、プランと距離、そして荷物量によって決まります。
距離を減らすことはできませんが、荷物を減らすことはできます。

荷物が少なくなれば、トラックも小さいもので良くなりますし、積み込み・積み下ろしの手間も少なく、作業時間も短くなります。いらないものを処分すれば、引っ越し料金を下げることができます。
荷物を減らせば、料金が安くなるだけでなく荷解きも楽になります。これを期に、家のかたづけをするのも良いでしょう。

また不用品の種類によってはリサイクルショップに買い取って貰うことも可能です。家具や家電、書籍や洋服、楽器など買い取りしてもらえる品目は幅広いです。リサイクルショップによっては、出張買い取りや宅配買い取りを行っているところもあります。お店まで行く時間のない人や、荷物を運ぶ車のない人でも利用できます。
また、引っ越し業者の中でも、不要品の買い取りを行っているところもあります。

●荷造りと荷解きは自分で行う
引っ越しのプランは単身や家族といった人数の他に、引っ越しスタッフの作業量によっても分けられていることが多いです。
荷造りや荷解きを自分で行うプランを選べば、費用の節約になります。ただ、食器など壊れやすいものの梱包はスタッフに任せた方が破損の心配は少なくなります。荷物の内容や自分の作業時間・予算などと相談して、どこまでをスタッフに依頼するか決めましょう。

●ダンボールは自分で用意する
ダンボールなどの梱包資材については無料でもらえる業者と有料で購入する業者があります。

ダンボールが有料の業者を利用する場合は、お店などで貰えるダンボールを上手く活用しましょう。スーパーやドラッグストア、家電量販店などから無料で貰えば、ダンボール代の節約になります。
ダンボールが無料の業者でも、自分でダンボールを調達することを伝えれば、値引きしてもらえることもあります。

引っ越し業者によっては、新品のダンボールは有料、中古のダンボールは無料と分けているところもあります。中古と言っても状態のいいものがほとんどなので、中古ダンボールを使えるかどうかを聞いてみるのも良いでしょう。

●時間指定はしない
引越し作業開始時間については、午前、午後、フリーの3種類に分かれているのが一般的です。午前スタートが最も人気があるため高く、時間指定なしのフリーであれば見積もりも安くなります。
フリーを選んだ場合、作業開始は午後や夕方になることが多いです。他の引っ越しが終わってからの開始となるため、開始時間が前後しやすいです。引っ越しの時期や業者によっては、作業が夜遅くまで及ぶこともあるため、翌日予定のある人は注意しましょう。

●値引き交渉をする
見積もり訪問の時などに値引き交渉をすれば、料金を安くできる可能性が高いです。
業者側も交渉があるのが前提で見積価格を出しているため、交渉に応じてくれる可能性は非常に高いですし、交渉しないのは損です。
値引き交渉の際は、他社の見積もりがあると比較ができて便利です。一括見積もりを依頼するなどして複数の業者の見積もりを揃えてから交渉に望むようにしましょう。

●単身パックを活用する
単身パックとは専用のコンテナボックスに荷物を入れて引っ越しする単身向けのプランです。各社で呼び方は微妙に異なりますが、同じ大きさのコンテナをまとめて運ぶため輸送効率が高く、料金も安いです。
コンテナボックスの大きさはクロネコヤマトで高さ170cm×横110cm×幅100cmで、他社の場合もだいたい同じような大きさです。
料金はボックスの数と距離に応じて決まるため、見積金額の根拠が分かりやすいというメリットもあります。荷物の少ない引っ越しや、初めての引っ越しには特におすすめです。

●混載便を活用する
長距離の引越しでは「混載便」という仕組みを利用することで料金を安くできます。
混載便とは、1件の引っ越しでトラック1台を貸し切るのではなく、同方向の複数件の引っ越し荷物を一緒に運ぶことで、輸送コストを下げるための工夫です。
トラック1台を占有するほど荷物の多い場合や、同方向への引っ越しがなければ利用できないのが欠点です。時間や日程の自由度も低いため注意が必要です。

●帰り便を活用する
帰り便とは、引っ越しが終わった後のトラックを活用する仕組みです。荷物をおろした後の空のトラックを使用するため料金が非常に安いです。
帰り便を利用するには、自分の引っ越し元と引っ越し先がトラックの帰り道にあることが条件になります。また、日程や時間も他の人の引っ越しに左右されます。
利用のハードルは非常に高いのですが、そのぶん料金は格安です。気になる場合は、帰り便の利用が可能かどうか問い合わせてみると良いでしょう。

●情報サイトをチェックする
安く引越しできる業者を探すには、まずどんな業者があり、どこが安く引っ越しできそうかの見当をつけることが重要です。
引っ越し業者は数多くあり、料金も業者によってまちまちです。だいたいの相場が分かれなければ、見積もりを見ても高いのか安いのかの判断がつきません。

業者を比較するサイトや口コミサイトを活用し、ある程度まで候補を絞ったら、見積もりを取りましょう。見積もりは一括依頼サービスを利用すれば簡単に集めることができます。

●金額以外の情報にも気をつける
引っ越し業者を決める際は、金額以外の情報にも気を配るようにしましょう。ただ値段が安いからという理由だけで選んでしまうと、不快な思いをしたり思いもよらない出費で損をしてしまったりする可能性があります。

例えば利用者の口コミ。サービス内容だけでなくスタッフの態度や営業の人の雰囲気なども知ることができます。荷物の扱いは丁寧か、疑問や質問にきちんと答えてくれるかどうかなども重要なポイントです。

荷物の破損・紛失時の対応など補償内容のチェックも重要です。トラブルがあった際にどの程度まで補償されるかについて統一されたルールはなく、業者によって程度はまちまちです。荷物の扱いが丁寧と言われる業者でも、全く破損がないわけではありません。条件や金額、対象については必ず事前確認しておくようにしましょう。

●単身引っ越し、家族引っ越しが安い業者は?
引っ越し見積価格の安い業者のうち、代表的な業者をいくつか紹介します。

・単身引っ越し
アート引越センター、アーク引越センター、ハート引越センター、サカイ引越センター、アリさんマークの引越社

・家族引っ越し
サカイ引越センター、アーク引越センター、アート引越センター、アリさんマークの引越社、ハート引越センター

ただし、引っ越し料金は荷物や住居の状況、日程などの条件によって大きく変動します。他の人が安く引っ越しできたからと言って、同じように安いとは限りません。自分の条件ではどの業者が良いのかを知るには、見積もりを取って比較して見るのが一番良いです。